この記事では文賢の基本的な機能と使用手順を説明しています。
(※画面キャプチャが最新の文賢の画面と一部異なる場合がありますが、操作方法等に違いはありません)

メイン機能の紹介

まず、文賢でチェックしたい文章をドキュメントファイルなどからコピーペーストするか、「chrome 拡張機能」を使って文賢に送ります。

拡張機能を使う場合は、ブラウザ上の文章をドラッグし右クリックの「文賢に送る」を選択するか、アドレスバー横の文賢のアイコンをクリックして送ります。

1. 右クリックから「文賢に送る」場合

拡張機能から文賢に送る

2. アイコンをクリックして「文賢に送る」場合

アイコンをクリック

これでチェックしたい文章が「校閲支援」に転送されます。
順番にチェックする項目を見ていきましょう。

3.「文章表現」を使って豊かな表現を加える

「文章表現」のステップをクリックすると右サイドバーが専用のウィンドウに切り替わります。

文章表現カテゴリ・タグ・ビジネス寄り

これは、文章を豊かにするための表現をタグやキーワードで検索し、挿入することができる機能です。

自分だけではなかなか思いつかない慣用句やことわざ、文賢オリジナルのあるある表現などをエッセンスとして加えれば、キラリと光るセンスある文章に仕上げられるかもしれません。
また、「ビジネス寄り」のチェックを入れれば、ビジネスシーン寄りのフレーズのみに絞り込んで表示できます。

さらに、2019年1月15日のアップデートより「入力した文章から“類語”や”言い換え”できそうな文字列を自動で判定する」レコメンド機能が追加されました。

このレコメンド機能は、単純な文字列の置き換えを目的とした機能ではありません。

あくまでも、豊かな表現をつづるためのヒントになればと考えているため、「ほぼ同じ意味の類語」ではなく文賢に登録されている様々なフレーズが表示されます。
意味の近しい類語だけでなく、ある程度幅をもたせたフレーズがレコメンドされることで、多様な文章表現を考えるヒントになれば幸いです。

なお、各文章表現の横にある「本」のアイコンにマウスオーバーすると「補足」、「i」のアイコンにマウスオーバーすると「使用例」が表示されます。
(補足や使用例がない表現もございます)

文章表現の補足と使用例

3-1.オリジナルの文章表現をつくろう

2019年02月20日のアップデートより、ユーザーがオリジナルの文章表現を登録できるようになりました。
自身で考えたフレーズや定番の決め台詞など最大200件まで登録できます。

追加方法は以下のとおり、「1. 使用中の辞書」画面から「2. 文章表現タブ」「3. 文章表現を追加」の順でクリックします。

文章表現の追加

文章表現新規登録

登録できる項目は以下の7つです。

  • フレーズ(200文字まで)・・・オリジナルの文章表現フレーズ
  • 補足(100文字まで)・・・フレーズに対する補足情報
  • 使用例(100文字まで)・・・文章表現の具体的な使用例
  • ビジネス寄り・・・「ビジネス寄り」の絞り込み時に有効にする
  • お気に入り・・・・「お気に入り」状態の指定
  • タグ(4つまで)・・・用意されているタグを選んで設定
  • 管理メモ(200文字まで)・・・ 登録に関するメモ。文章表現の画面では表示されません

なお、オリジナルの文章表現は「自分ルール」と同じく「ユーザー」に対して紐付きます。
(「使用する辞書」を変更しても、影響は受けません)

3-2.オリジナルの文章表現を一括でインポート・エクスポートしよう

オリジナルの文章表現は以下の手順にて「CSVファイル」で一括登録することができます。

  1. バックアップのため「1.文章表現をエクスポート」をクリックしたのち、「2. 文章表現をインポート」をクリック。
    その後、開いたウィンドウで「3. CSVテンプレートをダウンロード」をクリックします。
    文章表現のインポート・エクスポート1
  2. ダウンロードしたCSVテンプレートへ、以下に記載された内容に沿って記述をします。
    • フレーズ(200文字まで)・・・オリジナルの文章表現フレーズ
    • 補足(100文字まで)・・・フレーズに対する補足情報
    • 使用例(100文字まで)・・・文章表現の具体的な使用例
    • ビジネス寄り・・・「ビジネス寄り」の絞り込みで有効にする(1:指定する/0:指定しない)
    • お気に入り・・・「お気に入り」状態の指定(1:指定する/0:指定しない)
    • タグ(4つまで)・・・文賢に用意されているタグのみ設定できます。文章表現タグコピーツールを使用いただくと便利です
    • 管理メモ(200文字まで)・・・ 登録に関するメモ。文章表現の画面では表示されません
    • 有効フラグ・・・有効にする場合は1、登録はするが設定を無効にする場合は0を入れます(1:有効/0:無効)

    文章表現のインポート・エクスポート2

  3. 「CSVをアップロード」を押すとインポート内容の確認ができます。
    問題なければ「上書きする」をクリックし、最終確認して「OK」をクリック。
    文章表現のインポート・エクスポート3
  4. CSVの内容がすべてインポートされ、完了となります。
    文章表現のインポート・エクスポート4

4.「校閲支援」を使って明らかに誤った使い方をしている言葉をチェックする

「校閲支援」を使うと、明らかに誤った使い方をしている言葉や避けるべき言葉がチェックされ、ウィンドウの右側に表示されます。
下記画面にある「チェック項目」を開くと、チェックするカテゴリを個別に設定することが可能です。

校閲支援

(※「校閲支援」ツールのチェック項目の詳細な説明についてはこちらの記事をご確認ください)

5.「推敲支援」でより読みやすい文章に仕上げよう

「推敲支援」は「文章を読みやすくする」という観点で、入力された文章をチェック、ウィンドウの右側にコメントを表示します。

(※「校閲支援」同様、下記画面にある「チェック項目」を開くと、チェックするカテゴリを個別に設定することが可能です。
詳細な説明についてはこちらの記事をご確認ください)

推敲支援

この「推敲支援」では、文賢システムが持つチェックルールの他に、「使用中の辞書」のルールが適用されています。
ユーザーは、下記のように「使用中の辞書」の画面からどの辞書が自分に割り当てられているかを確認し、変更することができます。

割り当て辞書確認

2018/12/17のアップデートより、ユーザーは「オーナーから割り当てられた辞書」と「ユーザー辞書」を自身で切り変えられるようになりました。
(オーナーから複数の辞書を割り当てられている場合もあります)

5-1. 辞書のルール登録をしよう

ユーザーは、オーナーから割り当てられている辞書を除き、自分自身でルールの追加・編集が可能です。
(ユーザー自身でルールの追加・編集の可能な辞書を「ユーザー辞書」といいます)

ルールの追加方法は、以下のとおり「1. 使用中の辞書」で「2. ユーザー辞書」を選択し、「3. ●●ルールを追加する」をクリックし、それぞれの項目を任意に登録します。
(ここでは、「閉じる(漢字)ルール」を例に紹介しています)

ユーザー辞書へのルールの追加画面

ルールの追加

  • キーワード(100文字まで)・・・校閲支援の画面でヒットさせたいキーワードを登録
  • 推奨ワード(100文字まで)・・・ヒットしたキーワードに対して、推奨する別のキーワードを登録
  • 補足(200文字まで)・・・ヒットしたキーワードに対し、アイコンをクリックすると補足で表示されるコメントを登録
  • 管理メモ(200文字まで)・・・ 登録に関するメモに使います。校閲画面では表示されません

5-2. 「自分ルール」の登録をしよう

ユーザーは、辞書に登録するルールとは別に、自分自身(ユーザー自身)に常に紐付くルール設定「自分ルール」を登録することもできます。
「自分ルール」は、どの辞書を使用していても、ユーザー自身に対して常に適用されるルールで、最大30個まで登録できます。

12/17のアップデートにて、「自分ルール」に名称変更となりました。(旧:ユーザー辞書)

自分ルールの登録

登録したルールは、以下のとおり「推敲支援」の画面で適用されます。

自分ルールは校閲支援画面で適用されます

5-3. 各ルールのインポート・エクスポート機能で一括登録しよう

辞書の各ルール、およびアドバイスは以下の手順にて「CSVファイル」で一括登録することができます。
ここでは例として「自分ルール」のインポート・エクスポート方法を紹介します。

  1. バックアップのため「1.自分ルールをエクスポート」をクリックしたのち、「2. 自分ルールをインポート」をクリック。
    その後、開いたウィンドウで「3. CSVテンプレートをダウンロード」をクリックします。
  2. ダウンロードしたCSVテンプレートへ、以下に記載された内容に沿って記述をします。
    • キーワード(100文字まで)・・・校閲支援の画面でヒットさせたいキーワード
    • 推奨ワード(100文字まで)・・・ヒットしたキーワードに対して、推奨する別のキーワード
    • 補足(200文字まで)・・・ヒットしたキーワードに対し、アイコンをクリックすると補足で表示されるコメント
    • 管理メモ(200文字まで)・・・ 登録に関するメモに使います。校閲画面では表示されません
    • 有効フラグ・・・有効にする場合は1、登録はするが設定を無効にする場合は0を入れます(1:有効/0:無効)

    【注意】
    ※「補足」のみ改行を入れることができます。
    また、エクセル以外のテキストエディタ等で開いたCSVファイルは各値が「""」で囲まれています。
    そのため、「"」の文字をインポートしたい時は、「""」と二つ入力します。
    ※エクセルを使ってCSVを編集する場合は必要ありません。
  3. 「CSVをアップロード」を押すとインポート内容の確認ができます。
    問題なければ「上書きする」をクリックし、最終確認して「OK」をクリック。
  4. CSVの内容がすべてインポートされ、完了となります。

6.「アドバイス」で文章内容や構成を最終確認し、調整する

最後に、文章の内容や構成が読みやすく、わかりやすいものにできているかを「アドバイス」を使ってチェックしましょう。
たとえば、文賢の辞書では以下のようなアドバイスが初期登録されています。
(「アドバイス」も各辞書に紐付いており、自由に変更することが可能です)

アドバイス

アドバイスの内容を確認し、クリアできていると思えば、リストをクリックしてチェックします。

チェックした数はカウントされますので、アドバイスにしたがって文章調整し、すべてチェックした状態になれば完成です。

「リアルタイムチェック」をOFFにして任意のタイミングでチェックする

[ギアメニュー]→[ユーザー設定]→[リアルタイムチェック]を「OFF」にすると、「校閲支援」「推敲支援」の画面に「チェックする」ボタンが表示されるようになります。
(初期設定ではリアルタイムチェックはONになっています)

リアルタイムチェックOFF

リアルタイムチェックをOFFにすると、下記の様に 「チェックする」ボタンがあらわれ、任意のタイミングで文章チェックすることが可能になります。

任意タイミングチェック

「明朝モード・音声読み上げ・印刷する・コピー」ボタンの機能説明

「明朝モード・音声読み上げ・印刷する・コピーボタンの機能について説明します。

1. 明朝モード

書体(フォント)を変えることで文字から受ける印象が変わります。
校閲や推敲をしている際に、異なる視点から文章をチェックしたい時に活用するとよいかもしれません。

明朝モードON/OFF

明朝モードのボタンをONにすると、テキストエリア内の書体を明朝体に変更することができます。
(OSやPCのバージョンによって、選択される明朝体は異なります)

※明朝モードのボタンは、「右上の歯車メニュー」→[ユーザー設定]→[音声と表示設定]の箇所にもあります。

2. 音声読み上げ

音声読み上げ機能を使うことで、印刷同様、PC画面上では気付かなかった誤りを見つけられるかもしれません。
左のメニューをクリックした場合は全文を、特定の箇所を選択した場合は選択部分の文章のみを読み上げます。

音声読み上げ

特定の文章を選択して音声読み上げ

※読み上げには『Speech Synthesis API』を利用しています。
お使いのPC(OS)や前後の文字により、音読み・訓読みが正しく再生されない場合がありますのでご了承ください。
(音声読み上げAPIの対応の関係上、OSがWindows7の場合、読み上げが途中で停止したり正常に行われなかったりする場合があります)

また、音声読み上げの速度は、「右上の歯車メニュー」→[ユーザー設定]→[読み上げ速度]のスライダーで0.7倍速〜2倍速に変更できます。

音声読み上げの速度設定

3. 印刷する

印刷すると、どれだけPC上で確認しても気付かなかった誤りに気付く場合があります。
より丁寧な校閲や推敲をしたい場合は印刷してもよいでしょう。

印刷のイメージ

4. 完成した文章をコピー

現状のテキストエリアの内容をクリップボードへコピーします。
キーボードを使って文章をコピーするのが面倒な時に便利です。

クリップボードへコピー

リセットボタンの機能説明

入力されたテキストエリアの文章は、利用者(ユーザー)のPC内に保存するため、誤ってブラウザをリロードしたりしても消えてしまうことはありません。

なので、もしテキストエリアを白紙にして新しい文章を書きたい場合は、以下のように「リセット」を押し、テキストエリアの文章や校閲支援・推敲支援のチェック設定をクリアするとよいでしょう。

リセット