2022年1月27日、カスタム辞書の校閲支援・推敲支援ルールに形態素チェック(β版)を導入しました。
形態素チェックをオンにすると、これまで部分一致で誤判定されてしまっていた単語や用語を、正しく判定できるようになります。
以下のように、カスタム辞書の編集画面にて、「形態素(β版)」のオン・オフを切り替えてご利用ください。
形態素チェックとは
文賢では、「形態素」を「意味を持つ最小単位の文字要素」と定義しています。
これまでの文賢のカスタム辞書では、登録したキーワードを完全一致で判定していました。
そのため、たとえば「ひらがなで書くほうがよい言葉」として「他」を登録した場合、以下のように「競合他社」の「他」にもチェックが入ってしまい、誤判定となってしまいます。
▼ 形態素チェックがオフの場合
しかし、形態素チェックをオンにすると、文賢が形態素に区切って文字を認識するため、「競合他社」の「他」にはチェックが入らなくなります。
▼ 形態素チェックをオンにした場合
カスタム辞書がより便利になりますので、ぜひ形態素チェック(β版)を使ってみてください。
ただし、形態素チェックはβ版機能のため、まだ形態素として判定できない言葉もあります。
文章内のあらゆる単語や用語を、すべて形態素としてチェックできるわけではありませんので、ご了承いただければ幸いです。
そのため、もし形態素のチェックを入れてもうまく判定されないキーワードがあった場合は、これまで通り形態素を「オフ」にしてご利用ください。
(既に登録済みのルールが、自動的に形態素オンになることはありません)
CSVファイルには、「形態素チェック」の列が追加されている必要がありますので、インポート/エクスポート時にはご注意いただければ幸いです。
今後どのような機能が追加されていくかは、開発スケジュールのページで公開しています。
(スケジュールや内容は随時、追加・変更・中止となる場合がありますのでご了承ください)
引き続き、文賢を何卒よろしくお願いいたします。